自然派ビュッフェレストラン エズ




日高村
霧山茶業組合さん

生産地:日高村 生産物:土佐茶


茶畑にて・中山さん

2012年5月に取材に伺いました

~過去の記事~

地球の歴史を味わう霧山茶

 本来は暖かいのになぜか急に冬のように気温が低くなったり天候不順な今年の春。冷たい雨が降る日も多く、体調管理にいつも以上に気を使います。

 4月・5月といえば新茶の季節です。今回は高知市から西に約16キロほど、日高村の霧山茶業組合さんの茶畑を訪ねてきました。


 日高村の国道から逸れて山間地域に入る事10分程、ゴルフ場を抜けたところで思わず声を漏らしてしまう程の広大で美しい茶畑が目の前に広がります。広さは約二十万平方メートルで、東京ドーム約5個分といえばご想像いただけるでしょうか。

 今回お話を伺ったのは霧山茶業組合理事の中山哲夫さんです。中山さんの奥様は第3土曜日にエズのガーデンで開催している「べっぴんさんの野菜市」をはじめとしてエズとは長いお付き合いをさせていただいています。


 ストーブの暖かい事務所にて「寒かったろう。まぁお茶でもどうぞ」と早速お茶を頂いたのですが、普段飲んでいるお茶と茶畑のお茶はやはり味も香りもひと味違います。この日は寒かったので温かいお茶がまた一段と旨い。


植物学者・牧野富太郎先生も惚れ込んだ日高村の地層
― なぜこの土地なのか ―
 日高村山間部の地質は主に秩父帯に属した古生層で、貝類や植物の化石も豊富。約2億5000万年前からの地層が隆起している土地でミネラルも豊富に含まれている土壌がお茶を作るのに適した環境なのだそうです。地層・断層の地図を用いて詳しく教えて頂き、地層の話からこの土地に興味を示し研究をしていた高知が誇る植物学者・牧野富太郎先生の事まで話は広がります。日高村の地質や土壌成分等の条件ももちろんですが、「2億5000万年前の地層で作るというロマン」の部分も多いと中山さんは笑いながら語ります。

 霧山茶業組合さんではお茶の品種も様々で、ヤブキタ・サヤマカオリ・サエミドリ・ベニフウキを栽培されています。環境に負荷をかけない栽培を心掛けているそうです。


― 収穫から出荷まで ―
 収穫された生葉を工場へ搬入し、それぞれお茶の種類によって加工されて出荷されます。摘み取られたばかりの生葉は、痛みやすいため早めに適切な管理のできる工場に運び込む事が必要です。霧山茶園さんは自社工場が畑に隣接しているので、すぐ加工が始められるのです。この自社工場も見せて頂いたのですが、その印象は一言で言うならばまるで「ハウルの動く城」。大きい工場の中で織物を織っているかのようなリズムと動きで流れ作業が行われます。新茶収穫期には朝から翌朝まで休みなく動き続けるそうです。


 いい水と豊かな自然の恩恵を受けて栽培される「土佐茶」は、全国の産地と比べても高い品質を誇り、その約8割が静岡県等に出荷され、高級茶のブレンド用としても使われています。特に霧山茶業さんのお茶は、春に摘み取られた茶葉を低温貯蔵して夏場過ぎには熟成された味に変化していくという特性があるそうです。

 この霧山茶業さんの作られるお茶の香りとまろやかな旨みからくる味わいの深さを楽しんでいただけるよう、5月は霧山茶業さんのお茶を使ったお料理やデザートが登場します。どうぞご期待下さい。


代表・中山哲夫さん
広大な茶畑を眺めながら「2億5000万年前からの地層の成分を使うことにロマンを感じるじゃないですか。」と中山哲夫さんは熱く語ります。霧山茶業さんのお茶を飲む時はぜひ太古の時代の高知を想像しながら味わってみてください。

霧山茶業組合ホームページ